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ブルーピリオド 6巻22話 [著者 山口つばさ]
明日から東京芸大デザイン科の一次試験が3日間行われます。(デザイン科の一次は1日で終わります)。
ブルーピリオドでは芸大の試験会場の階段の登り降りがキツいと描かれていましたね。容赦ない階段も印象的ですが、私大の美大受験を終えてから芸大受験もする受験生は、建物内部の白さに驚くかと思います。
石膏デッサンで受験した記憶を思い起こすと、階段も白い、廊下も白い、石膏デッサンをする会場内も白く、大きな窓から差す光が白い石膏像を一層輝かせ、1部屋の中にいる20人程の受験生の白い画用紙に段々と石膏像が現れていく...とにかく白い世界という印象があります。
昔の芸大デザイン科といえば石膏デッサンのみだったのですが、平成28年から受験方式が選べるようになり、一次試験が「石膏デッサン」か「構成デッサン(手とモチーフ、あるいはモチーフのみ)」となりました。手とモチーフ。多摩日のデッサンの試験と似ています。つまり、私大本命でも芸大受験がしやすくなっているのです。
人生の中で何度とない機会なので、私大受験が本命でも興味が沸いた方は芸大受験をしてみるのもいいかもしれませんね!(受験倍率は最難関ですが!)
〜余談〜
会場のイメージを見てみたい方。東京芸大のWebに載ってます。コチラ→https://design.geidai.ac.jp/examination/
受験会場は受験番号で何階のどの部屋になるかが決まります。試験が始まるまでは廊下に一列に並んで待機。会場に入るとクジ引きで石膏デッサンをどの位置で描くかを決めます。1部屋の両サイドに石膏が置かれているので2グループの円陣ができています。ここで良いポジションを取ることが出来れば描きやすさもカッコ良さも増して大変嬉しいのですが、描きにくい場所に当たると大変!学生の試験監督が部屋にいるので、監督の目の前とかもありえます。また、他の受験生で稀に変な人もいたりするので、運要素も多少ある芸大受験です。
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